22Jul
三浦春馬さんの訃報で
私達の心はとても強い痛みを感じています。
面識さえない私達でさえも辛いのに
親しかった方々にとっての悲しみがいかばかりかと思うと、
言葉を失います。
そして、人ひとりの命の重さと大切さを心底、痛感しています。
大昔、突然に大切な友人を亡くした時
後悔しても仕切れませんでした。
病を最後まで告げずに逝った彼女にとって、
友人としても心理の専門家としてもきっと、
私は頼りなかったに違いないと。
きっと三浦春馬さんの周囲の方々も、今は後悔という思いで
一杯なのではないしょうか。
たまたま先月アマゾンプライムで見ていた
「私を離さないで」をもう一度開くと最終回の途中で
止まっていたので、勇気を出して続きを見ました。
ドラマのなかで、彼はもうすぐこの世から去らなければ
ならないのです。
死を覚悟して、最愛の人との別れの時を迎える場面での
その台詞を聞いた時、心の中で何かが外れてしまい、
泣き崩れそうになりました。
「もう、僕の願いごとはとっくに叶っていたんだよ。」
「もう十分だ。もういいかなって思うんだ」
「僕は生まれてきて、本当によかったよ。」
あの美しい笑顔の裏でどんな苦悩があったのか。
どんなに考えても誰にも答えは出せないかもしれません。
そしてどんなに悲しんでも、本当に残念なことに、
彼はこの世界に戻ってきてはくれません。
でも彼は一生懸命、最後まで生き抜いたのだと思います。
そしてこんなにも早く旅立ってしまいました。
どの作品をみても、その素晴らしい才能を表現する
エネルギーを惜しまなかった、素晴らしい俳優さんでした。
私は、あの台詞を信じようと思います。
「僕は生まれてきて、本当に良かったよ✨」
そしてきっと素敵な笑顔のまんまで私達の心の
なかで生き続けることを願っている、
そう信じようと思っています。
私達にできることは、しっかりと生きること。
何があっても必ず生きる
逃げたくなったら逃げてもいいから
頑張らなくてもいいから
生きることを選び続けることだと、思っています。
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