22Sep
真面目はまだ続きます。
大のテレビっ子だった私にとって、
ブラウン管の向こう側にいた、
綺麗な女優さんやカッコいい俳優さん達は、
いつでもあこがれの存在でした。
ドラマ全盛期でもあったあの頃・・
いったいどのくらいの数のドラマに笑い、
泣き、そして勇気をもらったのでしょうか。
「ありがとう」というドラマは、」何度も
録画し今でも週に一度は見ています。
不思議なことにおなかの底から元気が出る
からです。そして何があった時にも、
さわやかな気持ちに戻してくれるのです。
昭和のドラマには、ほっとできる何かが
あります。
医院一家や、おそばやさん、石屋さん、
魚やさん・・どこにでもある家族の日常を、
丁寧に描いたドラマが大好きです。
その「ほっとできる」何かとは言葉には
表せそうにありません。でも何故か、
とてもかけがいのないものなのです。
「寺内貫太郎一家」も大好きなドラマで
した。中でも、その頃は悠木千帆さんという
芸名だった樹木希林さんの面白さは格別でした。
子供ながらに「この人はすごい!」と思いました。
細やかな演技には、いつも目をみはらんばかり
でした。
「ジュリー!」と甘えた声の樹木希林さんの
ものまねは、毎日のクラスの恒例行事みたいで
した。みんな、樹木さんが大好きでした。
ドラマに共演していた、人気アイドルの西條秀樹
さんとのかけあいにも大爆笑しながら、「家族」
のありかたとあたたかさ、それぞれの寂しさと
せつなさ・・本当に色々なことを学ばせて
もらった気がします。
その大好きだった、樹木さんが亡くなりました。
西條秀樹さんが逝かれてから半年もたたない
うちの、旅立ちでした。
親類というわけではないのに、
身内を亡くしたかのようなつらさは何なので
しょう。
樹木さんは、いつもテレビの中にいてくれる
素敵な大人でした。そしていつも、いてくれて
当たり前の方、だったのかもしれません。
今年は、いつも憧れていた素敵な大人達の訃報が
続きます。
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