5Nov
50周年を迎える「男はつらいよ」。
なんと!!新作の制作が始まった
そうです。
なんという幸せ・・!!
平成時代が終わりを告げようと
している、今「寅さん」が帰っ
てくる・・。
たくさんの寅さんファンが
胸おどらせていることでしょう。
私も寅さんが大好きです。
少しずつ集めたDVDも全作
そろっているのに、
再開したBSでの「男はつらいよ」
一挙放送に大喜びしています。
映画の上映当時、小学生だった
私にはまだ、寅さんの良さは分
からなかったけれども、
大人になってから、寅さんには
大きな魅力を感じます。
「寅さんの名言」に救われたこと
もたくさんあります。
特に好きなのは浅丘ルリ子さん
演じる「リリー」さんがマドンナ
の作品です。
吉岡秀隆さん演ずる甥っ子の
光男君の後藤久美子さんとの
恋愛模様もまた、寅さんと
リリーさんの素敵な物語に
絡んでいきます。
一作目からの名場面をすべて
思い出す位に覚えていますが、
どうしてこんなに寅さんに
魅力を感じているのか・・
最近考えています。
もちろんその魅力はたくさん
あります。
元気で素直で単純で、
粋でイナセで面白くって・・
何より「誰か」を好きになると
「とことん」です。
もちろん、やさしい寅さんの
勘違いで失恋も多いのだけれど、
時々はマドンナの方から告白
されます。でも寅さんは
「その人にとっての本当の幸せ」
を考えて去ってしまいます。
ですから寅さんはいつも一人です。
そして孤独から決して逃げる
ことなく、いつでも目の前の
孤独と向き合っています。
帰る場所がある孤独と、
全くの天涯孤独との違いで
しょうか。
柴又という故郷があるからこそ、
いつでも寅さんの孤独は、
決して暗いものではありません。
寅さんみたいには生きられない
けれど、「男はつらいよ」という
映画を幼い頃から見ていなかっ
たら、おそらく私の人生観は
かなり異なるものになっていた
と思います。
どんなことがあろうとも
「生きる」ことが大切で
「誰か」を笑顔にできることは、
本当に嬉しく尊いものだと
いうことを、私はいつの頃からか
寅さんに教わってきたように
思います。
ありがとう!
そして・・お帰りなさい!寅さん。
まってました!!!
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